電磁クラッチカウンターやポンプユニットに使用、エンジンの回転力をポンプなどへ伝達します
MMC-電磁クラッチ
・小倉クラッチ採用で信頼性抜群!小型高トルク型です。
・機種が豊富なのであらゆる小型漁船にマッチングします。
・スイッチ1つでクラッチ操作が可能です。
・クラッチの回転方向は右・左どちらでも自由です。
・特殊板ばね採用により、振動・衝撃に対して高い耐久性があります。
・放熱効果がよく、高頻度、過酷な使用に耐えます。
電磁クラッチは、コイル(電磁石)に供給する電力の断続により電磁力を制御し,エンジンの回転力を、船上の発電機や油圧ポンプ等の駆動力として伝達する装置です。小型船舶用電磁クラッチには、摩擦式乾式単板一MMC型(小倉クラッチ(株)製)が使用されます。励磁コイルに通電(DC24V、まれにDC12V)して、ロータとアーマチュア間に生じた磁束によりロータとアーマチュアを結合させます。電力を遮断すると板バネの力でアーマチュアが引き戻され、結合が解かれます。
油圧ポンプユニットやカウンターAss’yなど幅広い用途に使用可能です。
電磁クラッチとプーリの組立概略図
当社の舶用製品
MMC-PU
MMC-PS
MMC-PF
MMC-SD
主要諸元
伝達力
必要な油圧ポンプ力の計算方法(適用機種:MMC-PU)
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油圧ポンプ力=P×Q/450 (PS)
P:圧力 (kg/cm2)
Q:流量 (L/min)
I クラッチ・ブレーキの主な計算式
-
トルクの計算
- T=9550・P/n=7017・PS/n
-
平均動摩擦トルクの計算
- 1) 負荷トルクのない場合
Td=J・n/9.55tae - 2) 負荷トルクのある場合
起動加速 Td=(J・n/9.55tae)+Tl
減速停止 Td= (J・n/9.55tab)-Tl
- 1) 負荷トルクのない場合
-
動作時間の計算
- 1) 負荷トルクのない場合
tae=tab=2π・J・n/60Td=J・n/9.55Td - 2) 負荷トルクのある場合
起動加速 tae=2π・J・n/60(Td-Tl)=J・n/9.55(Td-Tl)
減速停止 tab=2π・J・n/60(Td+Tl)=J・n/9.55(Td+Tl)
- 1) 負荷トルクのない場合
-
仕事の計算
- 1) 負荷トルクのない場合
Ee=Eb=J・n2/182 - 2) 負荷トルクのある場合
起動加速 Ee=(J・n2/182)・(Td/Td-Tl)
減速停止 Eb=(J・n2/182)・(Td/Td+Tl)
- 1) 負荷トルクのない場合
-
仕事率の計算
- 1) 負荷トルクのない場合
Pe=Pb=(J・n2/182)・(Nc/60) - 2) 負荷トルクのある場合
起動加速 Pe=(J・n2/182)・(Td/Td-Tl)・(Nc/60)
減速停止 Pb=(J・n2/182)・(Td/Td+Tl)・(Nc/60)
- 1) 負荷トルクのない場合
-
寿命の計算
- L=V/w・Ee(orEb)=Et/ Ee(orEb)
記号説明
T:トルク(Nm)
P:原動機出力(KW)
PS:原動機出力(HP or hp)
n:クラッチ・ブレーキ軸の回転数(r/min)
Td:クラッチ・ブレーキの動摩擦トルク(Nm)
J:系のクラッチ・ブレーキ軸換算慣性モーメントの総計(Kcm2)
Tae:クラッチの実連結時間(s)
Tab:ブレーキの実制動時間(s)
Tl:負荷トルク(Nm)
Ee:クラッチの連結仕事(J)
Eb:ブレーキの制動仕事(J)
Pe:クラッチの連結仕事率(W)
Pb:ブレーキの制動仕事率(W)
Nc:クラッチ・ブレーキの作動頻度(回/min)
L:寿命までの連結(制動)回数(回)
V:摩擦板磨耗限度までの総体積(cm3)
w:磨耗率(cm3/J)
Et:磨耗限度までの総仕事(J)
Ⅱ カップリングトルクの計算式
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定格トルク
- T=9550・P/n=7017・PS/n
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設計トルク
- TD=T・K
記号説明
T:定格トルク(Nm)
TD:設計トルク(Nm)
P:原動機出力(KW)
PS:原動機出力(HP or hp)
n:カップリングの回転数(r/min)
K:サービスファクター
電磁クラッチ本体は、常時在庫しております。
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