ホウ素は、名前だけ聞いてもピンと来ない元素の一つだと思います。ですが、実は身近に使用されているんです。
今回は、そんなホウ素に関する解説をさせていただきます。
記事を読み終わる頃には、理科の授業でホウ素が出ても困らないくらいの知識がつくこと間違いなし!
ホウ素の性質と特徴
ホウ素とは、ホウ酸を構成している元素であり、物質の溶解を調べる実験で使用することが多いです。純粋なホウ素はとても硬く、ダイヤモンドの次に硬いと言われるほど。
ホウ素の社会での活用方法
ホウ素は「耐火ガラス」、「目薬や湿布」、「駆除剤」など分野をまたいで多く使用されています。
では、具体的にどのような効果があって使用されているのでしょうか?それぞれ見ていきましょう、
ホウ素が役立つ「耐火ガラス」
軽く溶けにくい半金属であり、ガラスに混ぜると耐火ガラスにすることができます。化学の実験で「フラスコ」を火にかけても平気な理由は、ホウ素が働いてくれているからなんですね。
また、融点が2092℃と非常に高いため、ロケットエンジンのノズルに使用されることもあります。
ホウ素が役立つ「目薬や湿布、石鹸など」
水に溶かすと、ホウ酸水となり殺菌効果が生まれます。これを利用して、殺菌剤や石鹸に混ぜられて使用されることが多いんです。特に医療現場では重宝する元素ですね。
ホウ素が役立つ「ホウ酸団子」
ホウ酸団子という名前を聞いたことはあるでしょうか?黒くて憎いアイツを倒したり、ネズミを倒したりするための駆除剤があります。あれにもホウ酸が含まれているんです。また、アリを倒す駆除剤にもホウ酸が含まれています。
ホウ素の歴史
元素記号:B
英語名:Boron
名前の由来は「白い」という意味から来ています。単体のホウ素は黒いのですが、最初に発見されたものがホウ砂という白い砂だったからなんです。(アラビア語でbauraq、ペルシャ語でburuah)
まとめ
今回は以下のことについて解説させていただきました。
- 単体のホウ素はダイヤモンドに次いで硬い
- 「耐火ガラス」、「目薬や湿布」、「ホウ酸団子」で使用されている
- 名前の由来は「白い」という言葉から
他の元素が気になる方は、以下の記事にてまとめております。
是非ご覧ください。
【元素一覧】基礎的な元素から最新まで身近な例でわかりやすく解説!
参考記事