身近にたくさん!プラズマをわかりやすく解説

 

 

「プラズマ」って聞いた事はあるけれど、イマイチよくわからない方も?
世の中の心霊現象はプラズマで説明できるという話もあります。

そもそもプラズマとは何なのでしょう?

私たちの生活の中でも実は身近なプラズマについてわかりやすく解説します。

 

第4の形態

そもそも私たちを取り囲んでいる物体は、学校では3つの状態(固体、液体、気体)に分けられると教えられました。
例えば、水なら、固体なら氷、液体なら水、気体なら水蒸気と温度によって形態が変わります。

でも、実はこれら3つの状態のほかに、4つめの状態があるんです。
それが「プラズマ」です。
固体でも液体でも、気体でもない状態といわれても、ピンとこないかもしれませんが、意外なほど私たちはプラズマを目にしているんです。

 

身の周りにはプラズマがいっぱい!

例えば、自然現象だと「雷」があります。
その他にも、「火」もプラズマです。

夜に遠くの放送局のラジオがよく聞こえるようになるのもプラズマのおかげです。
日本ではなかなか見ることが難しいですが、「オーロラ」もプラズマです。

 

なるほど!プラズマの正体とは?

自然現象など身近なプラズマですが、そもそも固体でも液体でも気体でもない第4の状態とはどういうことなのでしょうか?

 

そもそも物質は、分子から構成されています。
例えば水なら、水素と酸素の分子からできています。
空気なら、窒素や酸素などの分子からできています。

そんな分子をもっと細かく分けると原子となります。
原子は、水なら水素だけ。酸素だけ。ということです。

この原子は、さらに3つに分けることができます。

陽子中性子電子です。

中性子とプラスの電荷をもつ原子の組み合わせを原子核といって、その周りをマイナスの電荷をもつ電子がくるくると回っています。
普段は、プラスの電荷とマイナスの電荷は同じ数で、原子は安定しています。

しかし、さらに熱を加えると原子核の周りを回っていたマイナスの電荷をもつ電子は原子の軌道からはずれ自由になります。
そうすると、原子核はプラス、電子はマイナスの性質をもつ状態になります。

この不安定な原子の状態をプラズマといいます。

 

このプラズマは自然現象だけでなく、生活の中では蛍光灯やネオンとして利用されています。

また、いろいろな物体に膜をつけるスパッタ装置もプラズマも利用しています。

 

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この記事を書いた人

株式会社菅製作所

北海道北斗市で、スパッタ装置やALD装置等の成膜装置や光放出電子顕微鏡などの真空装置、放電プラズマ焼結(SPS)による材料合成装置、漁船向け船舶用機器を製造・販売しています。
また、汎用マイコン・汎用メモリへの書込みサービスも行っています。

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