菅製作所の公式YouTubeチャンネルにて、最新動画を公開いたしました!
今回は、前回の動画で行った「100均のカッターの刃への窒化チタンコーティング」の実験をさらに掘り下げ、窒化チタン(TiN)が形成される仕組みを、反応性スパッタリングのミクロなメカニズムから解説します。
菅製作所のキュービックスパッタ装置「SSP1000」を例に、アルゴン(Ar)によるスパッタリングに窒素(N₂)を加えることで、どのようにチタンと窒素が反応し、窒化チタンの薄膜が形成されるのかを紹介しています。
さらに、窒化チタンが持つ「イオン結合・共有結合・金属結合」という3つの結合や、窒素を入れすぎた際に起こる「ターゲットのポイズニング(毒化)」についても解説。窒化チタンの硬さや耐熱性、金色の外観につながる性質を、化学的な視点から分かりやすく説明しています。
【今回の見どころ】
- SSP1000を例にした反応性スパッタリングの仕組み
- プラズマ中で窒素が活性化するメカニズム
- チタンと窒素から窒化チタン(TiN)が形成されるまで
- 窒化チタンが持つ3種類の結合と特徴
- 窒素の供給量によって起こるターゲットのポイズニング
- 安定した成膜に必要となるガスバランスの制御
反応性スパッタリングでは、反応ガスの供給量を適切に制御することが、安定した成膜を行うための重要なポイントとなります。
前回のカッターへの窒化チタンコーティング実験と合わせてご覧いただくことで、実際の成膜と、その背景にある反応性スパッタリングの仕組みをより深く理解していただける内容となっています。
スパッタリングや反応性スパッタリング、窒化物薄膜に興味をお持ちの方は、ぜひ動画をご覧ください。
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