日差しが強いと気になるのが日焼け。
夏になると紫外線対策をされている方もいらっしゃると思います。
どちらかというと悪者のイメージの強い紫外線ですが、私たちの生活の中では様々なシーンで活用されています。
紫外線には種類がある
ひとくちに紫外線といっても波長(ひと波分の長さ)によって大きく3つに分けられます。
・近紫外線…いわゆる私たちが紫外線と言っているもの
UV-A…皮膚の弾性を失わせる・老化促進する一方、細胞の機能を活性化させる。
UV-B…日焼けを起こす。ビタミンDを生成する。
UV-C…殺菌作用が強く、生体に対する破壊性が強いが、地表面には通常到達しない。
・遠紫外線(真空紫外線)
真空中でのみ進行できるため、地表面には到達しない。
・極端紫外線
X線に近い紫外線。
私たちの日常的な生活では、地表まで届く近紫外線の影響が大きいです。
悪い印象が強い紫外線ですが、幅広い分野で活用されています。
紫外線の活用
・ブラックライト
宝飾品の鑑定の他にも、特殊なインクを使いパスポートの偽造防止に活用されています。
・蛍光灯
・殺菌
・害虫駆除
・食品加工
工業的には、菅製作所の光放出電子顕微鏡は、様々な紫外線を照射することでサンプル表面の電子状態を可視可することができます。
調査・研究にも紫外線は重要な役割を果たしています。