半導体と一言で行っても、様々な種類や機能があることはご存知でしょうか。半導体の種類には計算機能、データ保存、電力制御、光を電気信号へ変換するさまざまな特性があります。
導入される電子機器によって埋め込まれる半導体は異なるので、今回は半導体自体がどのような機能を持つのか具体的に説明していきましょう。
ディスクリート半導体
一素子に一つの機能となった半導体。単一機能のため複雑さがなく、既に決まった仕様が標準化されています。
トランジスタ、サイリスタがあります。
オプト半導体
オプト半導体は、電気を光に、光を電気に変換してくれます。
例えば、照明や信号灯に使われるLED。エアコンやテレビのリモコンには赤外線LED、CDやDVDの書き込みにはレーザーダイオード、また自動ドアの開閉スイッチ、太陽光パネルなどにも使われています。
このように光半導体は目に見えない電気を人間の目に見える形で表現してくれます。
センサー半導体
検出にまつわる半導体。
センサーには、温度、光、色、圧力、磁気、速度、加速度 などさまざまなものがあります。
これらの外界の情報などを検出、電気信号に変換し、得た情報を基に制御や処理を行います。
ロジック半導体
制御や加工、演算処理などを行う半導体です。
CPU
CPUはメモリーやHDD・SSDと並んでコンピューターを構成する代表的なデバイスです。別名:プロセッサー。パソコンには必ず搭載されています。
マウス、キーボード、ハードディスク、メモリー、周辺機器などからデータを受け取り、コンピューターでは 制御・演算を担当します。
GPU
3Dグラフィックスを描画する際に必要な計算処理を行う半導体。
高速のビデオメモリーと接続され、グラフィクスを描画することに特化したプロセッサが多く集まったグラフィックボードに搭載されます。
メモリ半導体
メモリ半導体は、情報を電気的に格納して蓄積しておく記憶素子として用いられ、色々な種類があります。
DRAM
コンピュータのメモリに使われているほか、家電(特にデジタル家電)などにも広く使われています。
例えば、パソコンで動画視聴中にLINEなど通知がくる時、本体がLINEのデータを記憶し表示させている機能はこの半導体が果たしています。作業中でも裏側で記憶しているのです。
フラッシュメモリー
電気的に一括またはブロック単位で情報を消去し、新たに更新した情報を書きこむ事が出来る。
データ保存に有効で、電気が繋がっていなくてもデータを保持し消えないことに特化している。
代表的なのはUSBメモリです。
今回は、半導体の種類と特徴を紹介しました。
半導体にはそれぞれ機能があり、使われる電子機器によって異なります。特徴を知ることで半導体を身近に感じることができれば幸いです。
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