今も昔も変わらない?船の各部名称を解説します

 

船の歴史は、人類が誕生した時から始まったといわれています。

最初は水に浮かんでいる木を利用して川の対岸に渡ったり、木の枝を束ねて荷物を運んだり・・。

 

人類の文明が発展していくにしたがって船もどんどん発展していきいろんな形の船ができました。また、船もどんどん大きくなります。

大きくなっていくに従って、操船する人数が増えていきます。舵を取る人、櫓をこぐ人、帆を操る人など、関わる人が多くなるにつれ自然と共通した船の呼称ができました。

そこで今回は、今も昔も変わらない船の各部名称を解説していきたいと思います!

 

船の各部名称を図で解説

 

昔からある名称を説明したものが下記の図になります。

 

 

名前の由来はこちら!

Starboard/スターボード(右舷うげん)・・・バイキングがいる時代、バイキング船では舵を船尾の右舷に取り付けており、「舵をとる側」という意味のSteer Board(ステアボード)から変化したと言われています。

Port/ポート(左舷さげん)・・・普通に英語を訳すと「岸」です。同じくバイキングがいる時代、右舷に舵があるため舵を壊さないように、船の左舷側を岸に係留していました。「岸側」がPort/ポートになったと言われています。

Bow/バウ(船首)・・・発音は、バウまたはボウとも言います。意味は、「弓」です。名前の通り、船首は弓の形をしているのでBow/バウと呼ばれるようになりました。

 

次に、比較的近代でできた船の名称を紹介します。

 

産業革命以降、飛躍的に技術が進歩し素材が鉄の船を石炭や石油燃料で動かせるようになってから、大きく構造も変わりました。

 

 

船橋(Bridge/ブリッジ)・・・外輪船が主流の時代、左右前後の安全を確認するために高所から全体を視認する必要がありました。船の高所に右舷から左舷にかけて橋のように細長い通路を作り安全を確認しそこから船全体に進行方向を指示しました。現在では、船橋で操船できるようになりました。

 

スラスター(Thruster/スラスター)・・・穴の中に電動のモーター式のプロペラがある。単独で船を着岸させる。エンジンとプロペラでは船を真横に動かすことができません。真横に動かすためには、船を押すための船(タグ船)かこのスラスターで船を着岸させます。

 

錨(Anchor/アンカー)・・・船を水上の一定範囲に留めておくために海底に沈めて使用する。いつから存在するのか解明されていません。日本では縄文時代後期の遺跡から発掘されている。10世紀中ごろの初期に海の中の石の事を「いくり」と呼ばれおり語源と呼ばれているが関連性は解明されていません。

 

バルバスバウ(Bulbous bow/バルバスバウ)・・・燃費、速力をよくするために20世紀前半に考案されました。船体が押しのける水が波をつくりそれが船の速力、燃費を落としてしまいます(造波抵抗)。その造波抵抗をバルバスバウで作る波で打ち消します。
日本では戦艦大和が世界に先駆けて採用、当時で、約8%省エネだったと言われています。

 

いかがでしたか?もちろん今回紹介した名称がすべてではありません。
興味があれば調べてみて下さいね!!

 

【あわせて読みたい】

①船のどこで操縦しているの?

②船のアクセルとブレーキはどうやっているの?

③船のハンドルはどうなっているの?

 

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