金(きん)は高級なものとして知られています。
でも実は、かなり身近にあることを知っていますか?
今この画面を見ているあなたの視界に、実は金があるんです。
この記事では、金の特徴を紹介するだけでなく、社会でどのように使われているか、金の歴史や語源は何かについて紹介しています。
所々に金に関する豆知識も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
金の性質と特徴
金は黄金色の柔らかい金属です。非常に伸びの良い特徴を持ち、1gの金を伸ばすと最大2000m以上になるとか。また厚みを薄くすることもできる特徴があるため、金箔としても使えるのです。
元素としての金は安定で酸化されにくいため、自然界ではそのまま自然金として取れることも少なくありません。高純度の天然物は「砂金」と呼ばれ、北海道でも採取された歴史があります。(某黄金のカムイの話でもありましたね)
金の社会での活用方法
金は「金メダル」、「電子部品」、「アクセサリー」などの成分として使用されています。それぞれ見ていきましょう。
金メダル
実は金メダルは金そのものじゃ無いんです。銀に金メッキしたもので、メダルの素材そのものは銀メダルと一緒。理由は「オリンピック開催国の負担を減らす」ため。純金で作ると、1個あたり約200万円かかってしまうそうです。
ですが、そのメッキは6gの”純金”で覆われているので、やはり価値のあるものです。
ちなみに、銀メダルは1個あたり約23,000円で作ることができます。
電子部品
金は電気をよく通し、錆びにくいという特徴を持ちます。そのため、電子回路や銅線の錆びつき防止のためメッキとして使われることがあります。
普段使っているパソコンや、スマートフォンにも実は金が使われているのです。ちなみに、SIMカードやクレジットカードの金色部分も、金メッキが施されています。
アクセサリー
金はアクセサリーにも多く使用されていますよね。その歴史は長く、なんと5000年前には既に宝飾品として利用されていたとか。
金には純度によって種類が分けられており、アクセサリーやジュエリーには純度75%のK18(18金)が使用されます。純度が高いと柔らかすぎて傷ついてしまうから、少し純度の低い物を使うんです。ちなみに、99.9%以上純金のものはK24と表記されています。
金の歴史
- 元素記号:Au
- 英語名:gold
元素としての金の語源は、「輝く」という言葉です。Auはラテン語で「光り輝くもの」を意味する「aurum」、goldはサンスクリット語で「輝く」を意味する「ghel」に由来しています。
元素としての金発見については古くから知られており、発見者は不明。砂金を発見したのはアメリカのジェームズ・マーシャルと言われています。
余談ですが、アメリカの「ゴールドラッシュ」はジェームズ・マーシャルの発見を境に始まりました。
まとめ
今回は「金」について解説させていただきました。この記事のポイントは以下の通り。
- 元素としての金は安定で、物質としての金は柔からかい金属
- 「金メダル」、「配線」、「アクセサリー」などに使用される
- 金の語源は「輝く」という言葉
高校で勉強する他の元素については、以下の記事にてまとめております。併せてご覧いただけると、更に理解が深まるのでぜひご覧ください!
参考サイト
金 – イラスト周期表
金
Periodic Table Au
「金は純度が高いほどやわらかい」ってホント?
Story 4 ゴールド/金とは?物質としての金 – HASUNA
【金を求めて】歴史を動かした世界のゴールドラッシュ | リファスタ(旧
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