普段の生活の中では、耳慣れない「スパッタ」。
簡単に説明すると、材料表面に高エネルギーの粒を当てることで、材料の表面から原子が飛び出すことをいいます。
この飛び出した原子達が、近くにある物質にくっつくと膜ができます。
スパッタを活用した製品は私たちの生活には欠かせないものとなっています。
ここでは、スパッタにより膜が作られた製品を紹介します。
CD・DVD
音楽を聴くためのCDや、記憶媒体としてのCD-ROM、映画を見るためのDVDなどはスパッタが活用されています。
レーザーの光を安定して反射されるために、アルミニウムの薄い膜が作られています。・
太陽電池
ソーラーパネルなどの太陽電池にもスパッタが活用されています。
スパッタにより成膜することで、性能がアップしたり、酸化や腐食しにくくなる効果もあります。
リチウム電池
リチウムという金属を負極に使ったリチウム電池は、リチウムをスパッタにより膜を作ることで液漏れしない電池を作ることができます。
その他にも・・・
・インクジェットプリンターのヘッド部分
・液晶ディスプレイ
・半導体 などにスパッタの技術が活用されています。
私たちの生活を支えていると言っても過言ではないスパッタの技術。
菅製作所では、用途に合わせて多様なスパッタ装置をご用意しています。