北海道北斗市にある菅製作所では創業より船舶部品の製造・販売に尽力してまいりました。そこで、今回は、船舶の重要部品の一つ、クラッチをご紹介します。
船舶用クラッチとは、エンジンとトランスミッションの間に取り付けられている装置で、エンジンの力を操作するのに必要な部品です。
部品の入れ替えなど検討の際はぜひ参考にしてみてください。
目次
船舶用クラッチはどのような役割を果たす?
先述したように、船舶用クラッチはエンジンの力を操作するのに必要な装置です。発進、停止、変速のときにエンジンの力をトランスミッションに伝えたり絶ったりする役目を担います。それにより変速時の衝撃を抑えることができ、スムーズな走行を可能にします。
船の名称についてはこちらをご覧ください。
菅製作所の船舶用クラッチ【MMC-電磁クラッチ】
電磁クラッチは、コイル(電磁石)に供給する電力の断続により電磁力を制御し,エンジンの回転力を、船上の発電機や油圧ポンプ等の駆動力として伝達する装置です。
〈特徴〉
MMC-電磁クラッチは、小倉クラッチを採用しているので、信頼性抜群の小型高トルク型です。また、機種が豊富なので、あらゆる小型漁船にマッチングします。放熱効果が良いので高頻度、過酷な使用でも対応可能です。
〈標準仕様〉
主要諸元
MMC-PU
MMC-PS
MMC-電磁クラッチをもっと詳しく
製作所の船舶用クラッチ【エアークラッチ】
エアークラッチ用エレメントは内燃機関(エンジン)からの動力を伝達、遮断する際に使われています。
エアーチューブを空気圧で膨張収縮させることで摩擦力を制御し,内燃機関(エンジン)の回転力を、船上の発電機や油圧ポンプ等の駆動力として伝達する仕組みです。
〈特徴〉
エアークラッチは、チューブの弾性により、衝撃・振動・捻れの吸収緩和し、多少の軸心の誤差を許容できます。解放構造のため、熱ホウ酸に優れており、更に、遠隔操作が可能なため省力化に最適です。
〈標準仕様〉
横引型エアークラッチ
Aタイプ
Bタイプ
エアークラッチをもっと詳しく
まとめ
今回は、菅製作所の船舶用クラッチ2種類をご紹介しました。
放熱や省力化など、お客様に合った商品を提供いたします。
サービスや修理・改造などのサポートもおこなっておりますのでご希望の方はお問い合わせください。
揚網機・ウィンチに関してはこちらをご覧ください。
株式会社菅製作所
〈本社〉
〒049-0101
北海道北斗市追分3-2-2
TEL:050-3734-0730
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